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2012年3月30日(金)

PCB 米側が持ち帰って

日米地位協定 紙氏がただす

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(写真)紙智子議員=28日、参院沖縄北方特別委

 日本共産党の紙智子議員は28日の参院沖縄北方特別委員会で、日米地位協定で日本側に処理が押し付けられている米軍の有害物質PCB廃棄物の問題を取り上げ、「米側に『本国へ持って帰るように』と求め、日米地位協定の見直し交渉をすべきだ」とただしました。玄葉光一郎外相は「米側と協議し、適切に対応するよう努力したい」と答弁しました。

 地位協定では米軍基地の返還後に汚染が判明すると日本側が処理しなければならないという差別的な規定となっています。

 紙氏は、沖縄県の米軍基地が保有しているPCB廃棄物、使用中のPCB含有機器の各総量を質問。玄葉外相は「承知していない」と答えました。

 紙氏は数字を把握しなければ対策はできないと指摘。米軍のPCB含有物・機器が米本国に順次搬出されていることに合わせて、返還後に発見された恩納通信所(恩納村)のPCB汚泥約300トンも米側に持って帰らせるよう迫ると、玄葉外相は「日米合同委員会で協議する」と答えました。

 紙氏は、基地汚染問題では、隣の韓国は、はるかに進んだ制度を導入していることを紹介。「言葉だけではなくき然とした態度をとるべきだ」として、普天間基地の補修費やグアム移転費用の肩代わりも「きっぱり拒否せよ」と強調しました。

 委員会は同日、沖縄県駐留軍用地返還特別措置法改正案と沖縄振興特別措置法改正案を全会一致で可決しました。


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