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2012年3月29日(木)

放射線検査 保育所給食 国が支援

福島 山下氏の要求に厚労省

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(写真)質問する山下芳生議員=28日、参院復興特別委

 厚生労働省の藤田一枝政務官は28日、福島県の保育所給食の放射線検査について「安心子ども基金を活用し、検査機器の整備を可能にすることにした」と述べ、自治体による検査機器の整備を支援することを明らかにしました。参院震災復興特別委員会で日本共産党の山下芳生議員が「小さい子どもほど放射線の感受性が強い。内部被ばくに対する不安に応えるべきだ」と求めた質問への答弁。

 安心子ども基金は、保育所整備などにあてられるものとして、国が全額出資する基金です。政府は4月から、小中学校給食の放射線測定をする自治体に財政支援を行うとしていますが、保育所については福島県内で18市町村が独自に取り組んでいるだけで、国の支援策はありません。

 山下氏は「一歩前進だ」と指摘し、すべての子どもたちの給食が安心できる検査体制の整備を求めました。

 また山下氏は、福島復興再生特別措置法案に「国の社会的責任」との文言を衆院の修正で追加した意義について質問。修正提案者の近藤洋介衆院議員は、「国は原子力を基幹エネルギーとし、政策を推進してきた。社会的責任をもつのは当然」と答えました。

 山下氏は「福島再生は原子力政策を推進してきた国の責任で行うべきというのが立法府の意思だ」と強調しました。


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