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2012年3月21日(水)

世界の武器取引 24%増

輸出最大は米 全体の30%占める

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 【ロンドン=小玉純一】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は19日、2007年〜11年の武器取引量の報告を発表しました。取引量は02〜06年の5年間に比べ24%増加しました。

 武器輸出上位は米、ロ、独、仏、英の五カ国。これらの国で輸出全体の75%を占めています。最大の輸出国である米国は、全体の30%を占め、輸出量でも、02〜06年より24%増となりました。

 輸入では上位5カ国がアジアに集中。最大の輸入国はインドで全体の10%を占め、以下、韓国、パキスタン、中国、シンガポールの順となっています。

 02〜06年で輸入1位だった中国は、輸入量を減らす一方、輸出量を95%増やし、英国に次ぐ6位の輸出国となりました。

 SIPRIは「中国で軍需産業が伸びている」とする一方、「中国の輸出増は概してパキスタンの輸入増の結果」「他の市場にはまだ大きくは進出していない」と指摘しました。

 ロシアは、反体制派を弾圧しているシリアが輸入する武器の72%を提供。財政危機のギリシャは輸入を18%減らし4位から10位に、ベネズエラは輸入を増やし46位から15位となりました。

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