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2012年3月21日(水)

きょうの潮流

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 2階のベランダの植木鉢に、ハコベの花が咲きました。どこからか種が飛んできて、根づいたようです▼「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、彼岸入りに間に合わせるように花をつけました。茎を数本伸ばしているらしく、白い花が愛らしい。控えめな風情の花。赤みをおびる茎。コハコベでしょう▼ハコベの仲間の学名を、「ステルラリア属」といいます。ステルラリアは、星を意味します。なるほど、たしかに。ハコベの5弁の花びらは、おのおの二つに裂けて星形に開くのですから▼ぐずつく空模様の日が続いたあとの、晴れ渡った春分の日。空の青さを映し込んだようなオオイヌノフグリの花が、いっせいに空き地を彩りました。「ああ、春」と、人々を和ませる花。オオイヌノフグリの4弁の花も、よく星にたとえられます。別名、「星の瞳」です▼ことしの3月は、天球の本物の星もひときわ鮮やかです。6日に地球と最接近した火星は、まだマイナス1等星ぐらいの明るさを保ちます。金星と木星は、近くにいます。金星はいま、マイナス4・3等星の「煌々(こうこう)と輝く」宵の明星で、落っこちてきそうなほど大きい。木星は、マイナス2・1等星です。金星のそばでは分が悪いけれど、やはり太陽系の惑星の、王者の貫禄です▼来週明けの26日、日が沈んだあとの西の空は見ものでしょう。金星と木星の間に、月齢4の細い月がかかる。三つの天体がたてに並ぶ線上を上にたどれば、スバルもみえる。いい子にするから、天気になぁれ。


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