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2012年3月14日(水)

「大阪都」構想 推進の条例案を否決

堺市議会委 維新案も公明案も

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 大阪府の堺市議会総務財政委員会は12日、政令市の権限と財源をむしり取り、1人の指揮官に集中させる「大阪都」構想を推進する「維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)提出の条例案と公明党提出の修正案をいずれも否決しました。

 「維新」案は、「大阪都」構想推進が目的の大都市制度推進協議会に堺市を参加させるための「大阪にふさわしい大都市制度の推進に関する条例」案。「維新」以外の全会派が反対しました。

 協議会の規約が堺市長と府知事、大阪市長の合意がなければ定められないなどの項目を補足した公明修正案も、「維新」と公明が賛成し、日本共産党と民主を含むソレイユ堺、自民党・市民クラブが反対。4対4の可否同数でソレイユ堺所属の委員長が反対し、否決しました。

 反対討論に立った日本共産党の石本京子議員は、「維新」案の中身が一切不明だと批判。「『大阪にふさわしい大都市制度』が結局、橋下代表がいってきた『大阪都』構想であるなら、やろうとしている大型開発事業など、とても同意できるものではない」とのべ、市民の福祉と堺市に何の利益ももたらさないと断じました。その上で、「竹山修身・堺市長がすでに態度表明した協議会不参加の決定を支持し、議案に反対する」と表明。公明修正案もまったく実現性がないと反対しました。


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