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2012年3月13日(火)

6万人原発“包囲” フランス

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(写真)「人間の鎖」に参加した(左から)シルビさん、ルーさん、ヨナスさん。後方はクリュア原発=11日、フランス南部モンテリマール郊外(小玉純一撮影)

 【フランス南部モンテリマール=小玉純一】原発大国フランスで11日、福島の原発事故1年にあたり、脱原発を求める「人間の鎖」行動が取り組まれました。主催団体発表で6万人が参加し、1970年代以来の大規模な反原発行動となりました。

 参加者は午後3時ごろ、リヨンとアビニョンを結ぶ国道沿い、230キロメートル(福島・東京間とほぼ同じ距離)の各地で手を結びました。一帯は原発14基が設置され、欧州でも原発が多いところです。

 南部モンテリマール郊外のクリュア原発近くで参加したフランシュド・シルビさん(43)は、パートナーのヨナスさん(43)、娘ルーさん(13)と行動。「日本は大変つらいことになりました。今日は世界中で脱原発を求める日です」と語りました。

 同国での大規模な反原発行動で「人間の鎖」は初めて。

 脱原発ネットワークなど主催団体は行動後、声明を発表。4、5月の大統領選の全候補に対し、「市民の要求を無視するな」として、脱原発の期日の決定、老朽化した原発の即時停止、原発新設中止、エネルギー転換への投資を求めました。


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