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2012年3月4日(日)

国に控訴断念迫る

アスベスト労災で田村氏

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(写真)津田厚労政務官に要請する田村参院議員(右)=2日、厚生労働省

 日本共産党の田村智子参院議員は2日、元新日鉄の男性労働者が製鉄所でアスベスト(石綿)業務に従事して肺がんになったのに、労災申請を認めず不支給としたとして、認定するよう求めた訴訟で、2月23日に東京地裁が木更津労基署の不支給処分を取り消したことに関し、控訴しないよう厚生労働省に申し入れました。

 田村議員は「判決が『国の基準には合理性に疑問があり、救済範囲を狭めるもの』と判断したことは重い。国は控訴するのでなく、石綿被害者に対し本来の『すきまのない救済』に向かうべきだ」と述べ、今回の判決を確定させるよう求めました。

 対応した津田弥太郎厚労政務官は「いろいろな方から同様の要請があり、検討をしている」と述べました。


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