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2012年2月21日(火)

対シリア軍事介入 「困難」

米軍のトップが見方

CNN番組

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 【ワシントン=小林俊哉】デンプシー米統合参謀本部議長は、19日放映のCNNテレビの番組で、シリア情勢に関連し、「シリアへの介入は非常に困難だろう」と述べました。イスラエルのイラン攻撃の可能性についても「地域を不安定化させる」として慎重な見方を示しました。

 同氏は、シリアはそれなりの軍事力を備えており、統合のとれた防空システムもあると指摘。「リビアへの介入と同列ではない」と述べました。

 また、シリアの反政府勢力に武装援助をすべきだとの議論については、「決定するには時期尚早だ」と主張。シリア情勢の展開をめぐり、トルコ、イラン、ロシアを含めた各国の利害が複雑に交錯していることも見極めた上で、シリアの反政府派がどういう勢力であるのかを特定する必要があるとしました。

 その上で、「国際社会の合意を目指すという現在の道は、なにか一方的な決断を行うといったことよりも適切な道だ」と述べ、国際社会の協力による解決が望ましいとの考えを示しました。

 デンプシー氏は、イランの核兵器開発阻止を理由としたイスラエルによるイラン攻撃の可能性が指摘されていることについて、「地域を不安定化させ、イスラエルの長期目的も達成されないだろう」と主張。イランによる報復の可能性などを念頭に、「現時点で、イラン攻撃を決断することは思慮深いとはいえない」と述べました。


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