2012年2月17日(金)
座長私案に批判続出
超党派の議員連盟が幹事会
超党派の「選挙制度の抜本改革をめざす議員連盟」(代表世話人=加藤紘一・自民党元幹事長、渡部恒三・民主党最高顧問)の幹事会が15日、国会内で開かれました。同日の衆議院選挙制度に関する各党協議会で座長の樽床伸二・民主党幹事長代行が示した座長とりまとめ私案について、意見交換をしました。
日本共産党の穀田恵二氏は「私案は、これまでの協議経過をまったく無視している。この議連が、選挙制度の抜本改革が必要だと表明することが大事」と述べました。
参加議員から私案に対して、「0増5減の格差是正案は格差2倍以内に収まるが、最高裁判決が指摘した『1人別枠方式』を、実質残したままの配分でしかない」(加藤紘一・自民)、「現行制度の補正として、比例を2枠に分ける案もあるようだが、比例を大幅削減すればブロック定数が少なくなり、比例代表の意味が果たせなくなる」(中村喜四郎・自民)との意見が出されました。
今後も議論を行い、来週にも総会を開くことを確認しました。