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2012年2月14日(火)

看護・介護 増員へ交流

超過勤務告発 医労連が集会

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(写真)あいさつする山田委員長=11日、静岡県伊東市

 看護・介護職員が働き続けられるために大幅賃上げや大幅増員による夜勤改善を実現しようと、日本医療労働組合連合会(日本医労連)は11、12の両日、静岡県伊東市で看護・介護職員全国交流集会を開催しました。

 山田真巳子委員長はあいさつで、16時間を超える2交代勤務では働き続けられないといわれるようになったことは運動の成果だと力を込めました。昨年の地域キャラバン行動で増員、夜勤改善などを求めて全国1797議会中706議会に請願し、351議会で採択されたと報告しました。勤務の過密化・長時間化による看護・介護職員の離職で被害を受けるのは患者、国民だと強調。医療を守るために、長時間労働の解消、夜勤の短縮で、安心して医療が受けられる運動をすすめようと呼びかけました。

 厚生労働省5局長が昨年6月に発出した通知「看護師等の『雇用の質』の向上のための取組について」にかかわって、同省労働条件政策課の田中誠二課長が講演。病棟勤務の看護師は年齢が上がるにつれて減少していることや、看護師の離職理由として、結婚・出産・育児、超過勤務の多さ、休暇が取れないなどがあげられると報告。看護師らは夜勤を含む交代制などで厳しい勤務環境に置かれており、雇用の質の向上が緊急の課題だと語りました。医療体制を持続するには、労働者の働き方が持続できるものでなければならないと指摘。「今後さらに協力して、一緒に成果を喜び合えるようにしたい」とのべました。

 中野千香子副委員長が基調報告。今春闘は、社会保障改悪が目白押しのなかで取り組まれると語り、賃上げや増員、労働時間規制と社会保障の改善にむけて一体でたたかうとのべました。地域医療も国民皆保険制度も崩壊させる環太平洋連携協定(TPP)参加反対、大幅増員・夜勤改善署名200万人分を目標に取り組むと提案しました。

 厚労省5局長通知をめぐる運動の交流などをテーマに分散会・分科会がありました。ジャーナリストの藤田和恵氏が講演しました。


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