「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年2月9日(木)

「君が代」 拒否3回で分限免職

大阪職員条例案 統合本部が確認

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 橋下徹大阪市長と松井一郎府知事は8日、府市統合本部会議を大阪市内で開きました。

 このなかで、教育基本条例案で2年連続最低にランクされた教員は分限免職(解雇)の対象とした「維新の会」案の規定を削除する一方、職員基本条例案に職務命令違反を盛り込み、「君が代」起立斉唱命令に3回違反すると分限免職にすることを確認しました。東京都が「君が代」の起立斉唱の命令に従わない教職員を停職や減給にしたことは重すぎる処分であり違法とした1月の最高裁判決に反するものです。

 府総務部や府教育委員会側は、最高裁判決に反するとくり返し主張しましたが、橋下市長は「不起立行為の回数だけで罰を与えるのはだめという判決は重く受け止めなければならない」としつつも、「公務員でありながら職務命令違反を続けるのが許されるのか、公務員の適格性の問題だ」と居直りました。

 教育条例案では、分限免職を撤回する代わりに、教員の適格性について保護者や生徒からの申し立て権を設けるとしています。保護者などからの教員の適格性への申し立てについては、学校側が妥当と判断すれば指導研修の対象とします。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって