2012年2月9日(木)
豪雪被害 国に対策要請
日本共産党国会議員団 除排雪などに予算を
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日本海側を中心とした甚大な豪雪被害で、日本共産党国会議員団は8日、平野達男防災担当相に対し、除排雪など国が特別な手だてをとって進めることなどを申し入れました。
申し入れは▽除排雪を促進する予算確保▽豪雪地帯特措法にもとづく県代行制度は基幹道のみとなっており、生活道路を確保するなど特別な手だてをとる▽高齢者対策など特別な財政需要に対し特別交付税の措置を行う―など10項目。その中で学校、保育所の除雪・暖房対策や通学路の確保、福祉灯油の制度の実施なども求めました。
高橋ちづ子党豪雪対策本部長は「昨年は2月10日に社会資本整備総合交付金の追加交付が行われた。積雪量が例年を上回っているのに遅すぎる」と指摘。死者が70人を超えていることにもふれ「高齢者の雪下ろしの手伝いなど自治体がきめ細かい対策をとれるようにすべきだ」と強調しました。
平野防災相は、新潟県を訪問して雪の多さに驚いたとし、特別交付税の措置は進めていると表明。「共産党さんは現地をよく歩かれている」と述べ、申し入れ事項について各省に要請したいと述べました。
申し入れたのは、高橋氏のほか、穀田恵二、笠井亮、塩川鉄也各衆院議員、紙智子、井上哲士、山下芳生各参院議員と、藤野保史衆院北陸信越ブロック比例予定候補、畠山和也衆院北海道ブロック比例予定候補。
申し入れに先立ち、各省庁に対するヒアリングも行い、山形、新潟、長野から県議、衆院小選挙区予定候補も参加しました。