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2012年2月2日(木)

きょうの潮流

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 「問題として取り上げた事柄について、分かりやすく説明して、聞かせること」―。辞書で「講話」をひいてみました▼「ある題目について、大勢の人にわかりやすく講義をすること」と解説する辞書もあります。「憲法についての講話」とか「校長先生の講話」とか、「講話」ときくと、なんだかありがたい話を思い浮かべます▼「宜野湾市在住職員及び選挙権を有する親族がいる職員に対する局長講話」。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員があばいた、防衛省沖縄防衛局長の「講話」です。問題として取り上げる事柄も「題目」も事前に明かさないまま、電子メールで聞く人をよびよせました▼しかし、選挙にかかわる「講話」であるとは分かります。5日告示の宜野湾市長選が迫るなかでの、局長の「講話」でした。業務内の時間に催し、「必ず聴講するよう」職員に求めているのですから、業務命令とみていいでしょう▼防衛省によれば、局長は次のように話したとか。“宜野湾市は普天間飛行場があるところで、市民の民意が重要だ。公務員として、棄権してはいけない”。この通りだとしても選挙への介入は否めませんが、疑いは深まるばかり。たとえば、防衛局は「講話」に先立ち、職員の家族、いとこ、親戚について調べています。親族に投票を頼むよう「講話」しなかったのか▼選挙や国家公務員のあり方を定めた、法にふれる「講話」です。どんな「題目」を、どう「分かりやすく説明」してみせたのか、こそこそせずに明かすべきです。


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