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2012年1月18日(水)

冷却設備が一時停止

福島第1・2 使用済み燃料プール

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 東京電力は17日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)と第2原発(同県楢葉町、富岡町)の使用済み燃料プールの冷却設備などが一時停止したと発表しました。同日午後4時10分ごろ、同県田村市にある東電の中継所「南いわき開閉所」の設備の不具合が発生し、広い地域で一時的に電圧が低下した影響だとしています。

 止まった設備は、福島第1で高濃度放射能汚染水を処理する米社製セシウム吸着装置、1〜3号機での窒素ガス封入設備、2号機の原子炉格納容器ガス管理システム、2、3、6号機の使用済み燃料プールの冷却設備など。福島第2では、1、3号機の使用済み燃料プールの冷却設備です。

 東電は、停止した設備を点検後、手動で順次、設備を再起動したといいます。この影響で、6号機の使用済み燃料プールは1時間以上、セシウム吸着装置は2時間半、2号機の放射能除去装置は3時間停止しました。

 東電によると、電圧低下の原因は不明です。福島第1原発事故は、電源喪失によって起こりました。今回の事態は現在も電源供給が不安定なことを示しています。

 一方、原子炉を冷却する設備やモニタリングポストの計測などは停止しませんでした。東電は電圧低下の影響の受けやすさが違うのではないかと説明しています。


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