2012年1月7日(土)
「外環の2」街路中止要請
都知事に共産党都議団
日本共産党東京都議団は6日、都が東京外環道の地上部に計画している「外環の2」街路建設を中止するよう石原慎太郎知事に申し入れました。
「外環の2」は外環道(練馬区―世田谷区間)の地上部に計画している幹線道路。国が外環道の構造を地上部から地下トンネル方式に計画変更した後も、練馬区―三鷹市間(約9キロ)の街路計画は残しており、本体と合わせれば総事業費は約2兆円になると推定されています。都は沿線住民と話し合いを行っていますが、住民は「地上も道路をつくるのはだましうちだ」と批判しています。
申し入れで吉田信夫団長らは、石原知事が2006年4月の記者会見で外環道の凍結解除方針について「(住民に)迷惑をかけないように、下をくぐる工法でやります」、昨年12月22日の会見では「外環の2」について「あまりつまびらかにしていない。さらにその上に、新しい都道をつくろうと言うの?」と逆に記者に質問していたことを指摘。「外環の2」計画が06年の発言に明白に反するとして、知事の責任で計画を中止するよう求めました。都の担当者は「知事に伝える」と答えました。