「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年1月5日(木)

米大統領候補指名 共和党が党員集会

アイオワ州ではロムニー氏

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【ワシントン=小林俊哉】11月6日の米大統領選に向け、野党・共和党の候補者選びが3日、公式に始まりました。火ぶたを切る中西部アイオワ州党員集会では、ロムニー前マサチューセッツ州知事とサントラム元上院議員がほぼ同数の支持を集めました。

 主要7氏が出馬している同党候補者指名選挙は、各州で順次、予備選や党員集会が行われ、8月にフロリダ州で開催される全国大会で候補者を指名します。1月にはアイオワ州のほか、10日にニューハンプシャー州、21日にサウスカロライナ州、31日にはフロリダ州で予備選が行われます。

 アイオワ州での党員集会は序盤戦の各陣営の勢いを占うものとして注目されました。各種世論調査で全米規模で安定した党内支持を集めるロムニー氏は、本選挙で“オバマ大統領に勝てる候補”とアピールし、1位の座を獲得。当初は泡沫(ほうまつ)候補とみられたサントラム氏は、保守色の強い同州支持者に中絶絶対反対などを訴え、小差で2位となりました。

 12年大統領選は、ブッシュ前政権からの「変化」を訴えて当選したオバマ氏の4年間の施政への審判ともなります。長期化する高失業率などから、オバマ氏の支持率は低迷しています。

 一方、共和党候補者の主張は、富裕層・大企業へのさらなる減税、金融や環境面などでの規制緩和、オバマ政権が導入した医療保険未加入者の縮小を目指す医療改革法の廃止、国民向け施策を含む大幅歳出削減による財政再建などで共通。外交面ではアフガニスタンからの撤退反対やイランへの軍事行動などタカ派色も目立っています。

 再選を目指すオバマ氏は同日、アイオワ州での与党・民主党の党員集会にメッセージを送り、「大きなたたかいになる」と指摘。イラク戦争の終結や医療改革法の成立などを実績として挙げ、支援者に再選への協力を呼びかけました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって