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2012年1月1日(日)

シリアで大規模デモ

「アサド政権退陣を」の声

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 【カイロ=小泉大介】軍による反体制派への激しい弾圧が続くシリア全土で12月30日、数十万人がデモを行い、アサド政権退陣の声を上げました。一方、軍はこの日もデモ隊への攻撃を続け、多数が死傷しました。

 現地からの報道によると、北部イドリブでは約25万人が街頭に繰り出し、首都ダマスカス近郊のドウマや北西部ホムス、中部ハマ、南部ダラアなどでもそれぞれ数万人がデモを行いました。イドリブやドウマなどは、2011年3月に反政府デモが始まって以降、最大規模となりました。

 この日のデモは、反体制派が「解放広場へ行進する金曜日」をスローガンに、数日前から呼びかけていたもの。軍の攻撃停止に向け、現地で活動しているアラブ連盟監視団に対し、弾圧の実態を示すとともに、デモが平和的に行われていることをアピールする目的もあったもようです。

 シリア軍はデモ隊を催涙弾で弾圧するとともに、実弾射撃も行い、中東の衛星テレビ・アルジャジーラによれば、全土で少なくとも32人が死亡しました。

 英国に拠点を置くシリア人権監視団は、くぎを詰めて殺傷能力を高めた爆弾も使用されたと告発。人権団体「シリア地域調整委員会」は、アラブ連盟監視団が現地調査を開始した12月27日以降の死者が130人に達したとしました。


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