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2012年1月1日(日)

自衛隊海外越年600人超

南スーダンへ今月派兵

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 2011年から12年にかけて、海外で年を越す自衛隊員が600人以上にのぼることが31日までに分かりました。11年は7月に独立したアフリカ・南スーダンの国連平和維持活動(南スーダン共和国ミッション=UNMISS)への自衛隊派兵が決まり、新たな派遣先が加わりました。年明けの1月には、海賊対処を目的としたソマリア沖への自衛隊派遣と合わせアフリカ北部だけで1000人規模の自衛隊が展開することになります。

 越年する最大の部隊は、ソマリア沖・アデン湾に展開している海上自衛隊護衛艦「たかなみ」「おおなみ」の370人と、ソマリア隣国ジブチに設置された自衛隊施設で活動する哨戒機P3C部隊(海自、陸自)の170人。12年にジブチに派遣される部隊の先遣隊など数十人を加えれば、海賊対処だけで550人以上にも及びます。

 南スーダン派遣に向けて、陸自の司令部要員2人が11月、アフリカに向かいました。1月下旬から、陸自施設部隊が首都ジュバ近郊に派遣を開始し、最大で330人規模になります。そのほか、施設部隊を支援する調整部隊40人が隣国ウガンダに行きます。

 民主党政権になりインド洋上での自衛隊補給活動は終了し、340人規模の部隊派遣はなくなりました。しかし、それを上回る部隊が南スーダンに展開することになり、依然として海外派兵は1000人規模を推移することになります。

 他のPKOでは、中東ゴラン高原での国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)に46人、ハイチの国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)に7人、東ティモールの国連東ティモール統合ミッション(UNMIT)に3人が派遣されています。


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