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2011年12月23日(金)

きょうの潮流

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 今秋、1人のアフガニスタン女性が沖縄を訪れました。マラライ・ジョヤさんです▼彼女は那覇市で、次のように講演しました。「アメリカ軍の攻撃と占領。民衆の苦しみ…。アフガニスタンと沖縄は、共通の課題をもっています。民衆の声をきかない政権がアメリカとつながっているのも同じです。私たちは、連帯しなければなりません」▼ジョヤさんは、1978年の生まれ。翌年暮れ、ソ連がアフガニスタンに侵攻しました。ソ連が兵を引くと、内戦や、アメリカの「対テロ」戦争が続きます。彼女の33年の半生は、戦争とともにありました▼こんな国に誰がした―。憤る彼女の姿を収めた8年前の映像は、インターネットでいまもみられています。アフガン国民大会議の場でした。居ならぶ軍閥の指導者たちの国に対する犯罪、女性差別を告発しました。ののしりを浴び、ついには退場を強いられながら▼以来、世界が彼女に注目します。考えさせられる発言も多い。“民主化は他の国から押しつけられるものではなく、自分たちで勝ち取るもの”といいます。わが日本を顧みれば、米占領期の民主化は、人々の自由へのたたかいも反映していて、押しつけばかりとはいえません▼しかし、そこにとどまらず、名実ともに自分たちで民主化を進化させ深化させる。それが、日本共産党のとなえる「民主主義革命」ではないでしょうか。ジョヤさんは、自伝に書いています。「花を折ることができても、春の訪れをとめることは誰にもできない」


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