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2011年12月21日(水)

きょうの潮流

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 きのう、京都の東西の本願寺で年末いつもの「おすす払い」がありました。竹の「たたき棒」で畳を打ち、わいたすすやほこりをうちわとほうきで外へ出します▼一年のちりを払い、あかを除く。ほかに各地で、さまざまな行事が催されます。年越しそばの習わしのいわれにも、似通う説が伝わっています。そばが五臓の汚れを取るから食べる、というわけです▼ところで、年が暮れるにつれて、一つまた一つ皮のはがれるたびに、清まらずにかえってすすやほこりがふえてゆくようにみえるものがあります。民主党の政権です▼政府は、F4戦闘機の後継ぎにF35を買うと決めました。1機約100億円。開発の遅れで値段がもっと上がる最新鋭機を42機。「防衛」より、遠くまで飛べて海外への攻撃に向くF35大量買いつけは、アジアの緊張をあおりかねません▼「税金のムダづかいを徹底的になくし、国民生活の立て直しに使う」。09年総選挙の民主党の公約です。軍事費を減らすとは公約していない、というかもしれません。ではダムは? 政府は、「中止」を公約した八ツ場(やんば)ダムの建設に戻ります。総額9000億円▼ムダづかいも続け、消費税も増税します。もう一度、公約の言葉の紹介を。「毎日、自らの命を絶つ方が100人以上もいる。この現実を放置して、コンクリートの建物には巨額の税金を注ぎ込む。一体、この国のどこに政治があるのでしょうか」。F35はレーダーでとらえにくいそうですが、政権の正体はばればれです。


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