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2011年12月9日(金)

愛媛伊方原発 とめよう

16都県300人が提訴

松山地裁

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 四国電力(本店・香川県高松市)に、伊方原発(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求める訴訟が8日、松山地裁に起こされました。原告は、地元・愛媛県をはじめ四国4県や九州、中国、福島県など16都県の300人。原発からの撤退を求める愛媛大学の学生も加わりました。

 訴状で原告は、運転年数が1号機で34年、2号機で29年と進む原子炉の老朽化、原発から直近で6キロの地点を通る世界最大級の活断層「中央構造線」で起こるとされるマグニチュード8級の地震や、老朽化した配管の破断などによる重大事故の危険性を告発しています。

 プルトニウムを使用するプルサーマル発電を実施している3号機から放射性物質が放出されれば、「重大な放射能被害を住民にもたらす」と警告。放射性物質がどの方角に行っても広範な被ばくを招くことや、瀬戸内海に深刻な海洋汚染をもたらす特別の危険性を示し、運転の差し止めを求めています。

 提訴後の集会で原告団は、福島県から避難している渡部寛志さんら4人の共同代表を選出。渡部さんは「人の手で造った原発で人々の生きる場・暮らす場が奪われることを繰り返さないためにも裁判勝利へ頑張ります」と語りました。


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