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2011年12月5日(月)

「二大政党」の基盤は大崩壊 歴史的奮闘で総選挙勝利を

日本共産党第4回中央委員会総会終わる

「党勢拡大大運動」の飛躍必ず

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 日本共産党の第4回中央委員会総会は2日目の4日、活発な討論を続けた後、志位和夫委員長が結語を述べ、幹部会報告と結語を全員一致で採択しました。討論では2日間で53人が発言しました。


志位委員長が結語

写真

(写真)第4回中央委員会総会で結語を述べる志位和夫委員長=4日、党本部

 結語で志位氏は、幹部会報告が積極的に受け止められ、「総選挙勝利で綱領実現にむけて新たなスタートを」という決意がみなぎる総会になったと述べました。同時に、幹部会報告で提起した方針をやりぬくことは一大事業だと指摘し、率直に意見を出し合って時間を惜しまずに大議論を行い、具体化していくことを訴えました。

情勢論と一体に

 討論と徹底を進める上では、情勢論と一体に総選挙方針を提起し、それをやりきるために「大運動」の強化方針を提起している、幹部会報告の全体の組み立てをよくつかむことが重要だと述べました。特に、総選挙での候補者擁立の新しい提起は、「二大政党づくり」が破綻に直面しているという新しい情勢論からの必然的帰結として提案したものだと強調。この総選挙方針をやり抜こうとすれば、「党勢拡大大運動」を飛躍させなければならず、目標の自覚化と発展が必要になると述べ、情勢論、総選挙方針、「大運動」方針を一体的に議論し、具体化をはかることが大切だと述べました。

共同の劇的発展

 続いて志位氏は、情勢の新しい変化のもとで各分野の国民運動が豊かに発展し、日本共産党との「一点共闘」が劇的に広がっていることが生き生きと報告されたと述べ、こうした新しい情勢が広がる根底には「二つの異常」を特徴とする古い政治の深刻なゆきづまりがあると指摘しました。「一点共闘」から出発しながら、その問題の打開を真剣に考えると米国・財界中心という政治のゆがみを正すことにつながらざるをえず、そこでも日本共産党への期待が広がっていることが重要だと強調しました。

 新しい共同の広がりは、「二大政党」の基盤が各地で大崩壊し、奮闘いかんでは従来の政党の力関係を劇的に変えうることを意味していると述べ、「この希望ある変化を確信にして総選挙の勝利に結実させよう」と呼びかけました。

候補者擁立方針について

 さらに志位氏は、すべての小選挙区で候補者擁立をめざすという新しい提案について、討論を受けて3点を強調しました。第一は、情勢の劇的変化のもとで国民が求めている党の役割を果たすという見地が何よりも大切だということ。第二は、小選挙区で候補者を擁立するからには本気で勝利をめざすという姿勢が伝わる取り組みを思い切って行う必要があること。第三は、この方針を実践するうえでの困難を突破する道は、「大運動」で人を増やし、財政の基盤をつくる以外にないということです。

「大運動」の飛躍 どうかちとるか

 志位氏は、来るべき総選挙で「成長・発展目標」への接近・実現をめざし、650万票以上の得票目標を本気で達成しようとすれば、それにふさわしい目標がどうしても必要となると強調。「大運動」目標の明確化と見直しは、こうした見地にたってのものであり、情勢の新しい特徴、総選挙躍進の歴史的意義と一体に「大運動」に文字通り「魂」を入れ飛躍に転じようと呼びかけました。

 そのうえで飛躍をどうかちとるかについて、(1)要求実現と党勢拡大を党活動の「車の両輪」として取り組むことの重要性(2)党員が日刊紙を購読することの大切さ(3)党機関の指導と活動の改善の問題(4)文字通り100%の支部、党員が中央委員会決定を身につけ、「決定で党をつくる」仕事に情熱を傾けて取り組むこと―の4点を、発言にもふれながら強調しました。

 志位氏は、12月から4中総を全党のものにし、総選挙勝利に向けた上げ潮を必ずつくりだそうと呼びかけました。


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