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2011年12月4日(日)

定額負担 撤回せよ

田村氏 医療の受診抑制策追及

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(写真)田村智子議員

 日本共産党の田村智子議員は1日の参院厚生労働委員会で、政府・与党の「税と社会保障の一体改革」にもりこまれた医療費の受診時定額負担の撤回を求めました。これは、高額療養費の負担軽減の財源を捻出すると称して、受診のたびに100円を現行の医療費負担に上乗せするものです。

 田村氏は「患者同士で負担を分かち合えというものだ。(国民全体で支えあう)医療保険制度の原則に反する」と批判。政府の審議会に出された資料でも受診抑制を招くことを認めていると追及しました。辻泰弘副大臣も、「受診時定額負担によって、受診行動が変化することを見込んでいる」と認めました。

 田村氏は、低所得者の歯の健康は全国平均より悪いとした全日本民主医療機関連合会の調査を示し、「受診時定額負担は低所得者ほど負担がのしかかる。健康格差を深刻化させる」と強調しました。

 小宮山洋子厚労相は「病気の人が病気の人を助けるのはおかしいとの指摘もうかがっている。各方面の意見をうかがいながら検討したい」と答えました。

 田村氏は、健康が悪化すれば医療費を増大させることになり、早期治療や医療費負担の軽減こそが求められると述べました。


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