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2011年11月22日(火)

ワクチン すべての子に

患者団体ら 無料化の要望書

厚労省に提出

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 「VPDを知って、子どもを守ろう。」の会(薗部友良運営委員代表・小児科医)と患者団体の代表らは21日、予防接種法を改定し、任意接種で自己負担となっているロタウイルス、ヒブ、小児用肺炎球菌、おたふくかぜ、水痘、インフルエンザ、子宮頸(けい)がん、B型肝炎の各ワクチンの定期接種化などを求めた要望書を厚生労働省へ提出しました。VPDとは、ワクチンで防げる病気のことです。

 要望書提出後に開いた記者会見で、同団体らは「すべての子どもに世界標準のワクチンを」と訴えました。

 薗部運営委員代表は、国内で任意接種となっているワクチンの多くは国連の世界保健機関(WHO)が定期接種化を求めて勧告していると指摘。「所得格差が子どもの命と健康の格差につながることを許してはならない」と強調しました。

 国内で使用されているポリオの生ワクチンから、毒性のない不活化ワクチンへの切り替えを求めて活動しているポリオの会の小山万理子代表は、ポリオワクチンの接種率が低下していることにふれ、「厚労省に海外製の不活化ワクチンの緊急輸入と承認を求めた」と述べました。

 細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会の吉川恵子さんは、「細菌性髄膜炎を予防するヒブワクチンは180カ国、また、小児肺炎球菌ワクチンは50カ国が定期接種化しています。日本でも一日も早く無料で受けられるように」と訴えました。


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