2011年10月23日(日)「しんぶん赤旗」

障害者犠牲 震災は人災

「きょうされん」が全国大会


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(写真)発言する藤井常務理事=22日、滋賀県大津市

 「人が大切にされる社会・地域づくりをはじめよう」をテーマに障害者の共同作業所、グループホームでつくる全国組織「きょうされん」第34回全国大会が22日、大津市で開かれました。2日間の日程。北海道から沖縄まで2500人が参加しました。

 きょうされん滋賀支部のなかまによるハンドベル演奏やテーマソング「夢のしずく」の合唱で、盛大に幕を開けました。

 西村直理事長と実行委員長の蔭山孝夫氏(滋賀県中小企業家同友会代表理事)があいさつしました。

 政府の障がい者制度改革推進会議議長代理の藤井克徳きょうされん常務理事が基調報告。東日本大震災で多くの障害者が犠牲になったことを指摘し、「天災ではなく人災であり、国の政策面の備えが必要です」とのべました。被災地の「復元」にとどまらず、誰もが住みやすい新しい地域へ新たな運動を広げようと訴えました。また、6月に改正された障害者基本法の前進面と問題点を報告しました。

 大震災で被災した福島、宮城、岩手からの各代表が現地の状況を報告しました。

 「生きながら生まれ変わる」と題して歌手の米良美一氏が講演しました。





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