2011年10月16日(日)「しんぶん赤旗」
大阪に「原発ゼロの会」
「いまこそ草の根の声あげよう」
 （写真）発足した「原発ゼロの会・大阪」＝15日、大阪市 |
原発ゼロ、自然エネルギー推進の一致点で新しい府民運動をすすめようと、「原発をなくし、自然エネルギーを推進する大阪連絡会（原発ゼロの会・大阪）」が１５日、発足しました。大阪市中央区で開かれた発足の集いには３００人が参加し、「いまこそ府民一人ひとりが原発問題に正面から立ち向かい、草の根から声をあげていこう」とのアピールを採択しました。
日本環境学会の和田武会長や作家の藤本義一氏、落語家の桂吉弥さんら著名１２氏と大阪労連など８団体が呼びかけました。原発立地県の福井県敦賀市からかけつけた日本科学者会議の山本雅彦氏が「福島原発事故が問いかけたもの」と題して講演しました。
呼びかけ人・団体を代表して、核戦争防止国際医師会議（ＩＰＰＮＷ）府支部の小田徹也支部長と、おおさか市民ネットワークの藤永のぶよ代表があいさつ。「一刻も早く日本のエネルギー政策を原発優先から自然エネルギーに切り替えるためにがんばりましょう」と訴えました。
フェリス女学院大学前学長の本間愼さん、作家の澤地久枝さん、脚本家のジェームス三木さんのメッセージ、作家の辻井喬さん、反貧困ネットワーク代表の宇都宮健児弁護士と賛同が続いていると紹介されました。
大阪市中央区の女性（６２）は「発足を力に、会を地域のすみずみに広げていきます」と語りました。
「会」に賛同する「明るい民主大阪府政をつくる会」の梅田章二弁護士がかけつけ、エールを交換しました。
