2011年10月6日(木)「しんぶん赤旗」
玄海「やらせ」
第三者委 外部有識者で
党佐賀県委 知事に申し入れ
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九州電力の第三者委員会が玄海原発をめぐる「やらせ」「仕込み」で佐賀県の関与を認定した最終報告を出したことを受け、日本共産党佐賀県委員会は5日、古川康知事に対して、真相の解明を申し入れしました。
武藤明美県議が、県原子力安全対策課の今村盛史課長に申し入れ書を手渡しました。
武藤県議は、県が第三者委員会の最終報告について▽玄海原発3号機での全国初のプルサーマル発電導入を古川知事が容認するきっかけとなった2005年の県主催の公開討論会での九電の「仕込み発言」の県の関与▽今年6月の玄海原発再稼働を狙った「説明番組」直前の密談での知事発言が「やらせメール」の発端―など具体的に事実を示していることを指摘。「知事が『真意とは違う』というのなら具体的な事実で反論すべきです。そのために内部調査ではなく、外部の有識者からなる第三者委員会の設置を」と求めました。
申し入れでは、古川知事に玄海原発2、3号機の再稼働を判断する資格はないとして、県民投票の実施を求めたほか、プルサーマル運転の中止などを要求しました。