2011年9月29日(木)「しんぶん赤旗」
原発ゼロになるべき
鳥取県知事 共産党質問に
9月定例鳥取県議会で28日、日本共産党の錦織陽子議員は一般質問で原発への知事の認識をただしたのに対し、平井伸治知事は「原発はいずれゼロになるべきだ」との認識を示しました。
錦織議員は、野田佳彦首相の原発再稼働方針について、島根県の溝口善兵衛知事が「福島第1原発事故の検証もされていないのに、再稼働はありえない」と発言していることを紹介し、原発からの撤退と島根原発再稼働への所見を求めました。
平井知事は、島根原発再稼働について「事故の原因が究明されて、安心、安全がはかられる環境ができなければならない」と溝口知事の立場を支持。
さらに、原発からの撤退について「ただちに廃止は困難」としながらも、「原発は危険でコントロールが非常に難しい。いずれゼロになるべきだ。持続的発展が可能な再生可能エネルギーを中心に据えて、地産地消のエネルギー革命を推進したい」とのべました。