2011年9月8日(木)「しんぶん赤旗」

オバマ氏支持 最低の44%

経済・雇用悪化 響く

二大政党制批判も


 【ワシントン=小林俊哉】6日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル紙が発表したNBCテレビとの合同世論調査によると、オバマ大統領の支持率は44%で、就任以来最低となりました。同日付のワシントン・ポスト紙が発表したABCテレビとの合同世論調査でも支持率は43%で、同じく最低でした。

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙の調査では、オバマ氏の経済運営について支持が37%に対し、不支持が59%。ワシントン・ポスト紙の調査では、経済運営への支持が36%、不支持が62%となりました。オバマ氏の政策で経済が良くなったと回答したのはわずかに17%。悪くなったが34%、変わらないが47%でした。

 経済・雇用状況が好転しないことで、有権者のオバマ政権に対する視線が厳しくなっています。ウォール・ストリート・ジャーナル紙の調査では、12年の大統領選についての問いに、オバマ氏に投票するとの回答が40%に対し、共和党候補に投票するとの回答が44%に上りました。

 一方、現在の民主・共和両党による二大政党制にかわる第三党が必要との回答も34%に上り、昨年5月から3ポイント増加。3割を超える有権者が、二大政党に代わる選択肢を模索している状況が伺えます。





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