2011年9月8日(木)「しんぶん赤旗」

佐々木・井上両議員が現地視察

台風被害の三重「国は復旧に手だてを」


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(写真)倒壊した住宅などを視察する(左から)佐々木、井上両議員ら=7日、三重県紀宝町

 日本共産党の台風12号対策本部の佐々木憲昭衆院議員と井上哲士参院議員は7日、河川の氾濫により多数の家屋で浸水や倒壊の被害が出ている三重県紀宝町と熊野市の被害状況を調査しました。大嶽隆司党県委員長、真弓俊郎前県議らが同行しました。

 紀宝町では西田健町長に状況を聞きました。同町の調べでは、降り始めからの雨量は691ミリ以上(4日時点)、時間当たり雨量は最高92ミリでした。これにより相野谷(おのだに)川が氾濫、多数の堤が切れ、市内各所で床上浸水や農地の冠水が起きました。被害件数などの詳しい実態は調査中だといいます。西田町長は「台風が上陸してから雨量がますます増え、どうしようもなかった。共産党(三重県委員会)さんがボランティアを派遣してくれるというのでありがたく思います」と話します。

 原章三党町議の案内で被災地を視察。同町高岡では集落を囲っていた輪中堤が切れ、多数の住宅が倒壊しました。70人が避難している町立相野谷中学校体育館の管理人をしている男性は「トイレもお風呂も水がないというのが一番の悩みです」と語ります。

 熊野市では井戸川が氾濫。上流から流れてきた巨石や流木が護岸や橋、JR紀勢本線の陸橋を破壊していました。山田実党市議は「山間部では橋が5本落ちています。とにかく岩をなんとかしないと、次に台風がきたら確実にだめ。早急な対処をお願いしたい」と話しました。

 佐々木・井上両議員は「思った以上の被害だ。国としては実態を把握し、被災者救援、復旧へ手だてを尽くす必要がある。党としても国会でただしたい」と話しました。





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