2011年9月7日(水)「しんぶん赤旗」

二重債務解消へ懇談

大門氏ら 銀行・商工会など訪問

福島


 日本共産党の大門実紀史参院議員、寺沢亜志也政策委員会事務局長らは6日、福島県庁や東邦銀行、南相馬市役所、原町商工会議所などを訪れ、二重債務の解消問題について懇談しました。神山悦子、宮川えみ子、藤川淑子3県議が同行しました。

 福島県庁では、商工労働部政策監の石井浩氏が債権買い取り機関となる産業復興機構について、地元地方銀行、再生支援機構、県保証協会とともに勉強会もしながら協議中と設立状況を説明。銀行などでは、機構に持ち込む債権は政府の見積もりより少ないとの見方もあると述べました。

 大門議員は、「今回の債権買い取り制度は小零細企業も含め広範な救済をするのが国会・政府の総意。買い取り対象を広く設定して運用するべきだ。実施の支障となる問題点などを教えてほしい」と述べました。

 東邦銀行では、北村清士頭取らが応対。融資管理担当部長は「事業者の再生は急がれていると感じている。(産業復興機構の)仕組みづくりを早く決めていきたい」と語りました。

 原町商工会議所では、松永雄一副会頭が「原発事故の影響で中小零細企業の立場は厳しいが、事業の再生ができるようにしてほしい」と訴えました。同商工会議所には、渡部寛一南相馬市議も同行しました。





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