2011年8月25日(木)「しんぶん赤旗」

強行でなく徹底審議を

穀田氏 原子力協定で強調


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(写真)記者会見する穀田恵二国対委員長=24日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は24日、国会内で記者会見し、会期末国会の焦点の一つとなっている「日本・ヨルダン原子力協定」について、会期末のどさくさに紛れて承認を強行することは絶対に許されないと強調しました。

 同協定は、原発技術支援など原発輸出を促進するもので、与党などは26日にも衆院外務委員会での採決をねらっています。

 穀田氏は、同日行われた同委員会の参考人質疑で、ヨルダンが地震の危険があり、冷却に不可欠な水が非常に不足している問題などが指摘され、与党からも慎重意見が出されたことを紹介。野党がこぞって26日の採決に反対する態度を示していることに言及し、徹底審議が求められていると強調しました。

 その上で、福島原発事故の収束もできておらず、国際的にも日本の原発のあり方が根本的に問われているもとで、「菅内閣が最後にこんなことやっていいのか」と批判。この大問題を会期末にそそくさと承認を強行することは「絶対にやるべきではない」と強調しました。





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