2011年8月7日(日)「しんぶん赤旗」

中国高速鉄道事故対策本部

負傷者賠償案を発表


 【北京=小寺松雄】中国での高速鉄道事故事後策対策本部は5日、負傷者賠償案を発表しました。

 入院治療期間中の治療費、看護費、出勤できなかった期間の給料などが支払われます。事故で障害が残った負傷者は、障害の等級による賠償基準に基づいて、さらに障害賠償金、精神的慰謝料、今後のリハビリや治療費などが支払われます。

 賠償案は権益侵害責任法や最高裁の判断、公安省の基準などにそって策定。負傷の状況、障害等級認定の結果などにもとづいて決定されました。

 40人の死亡者の遺族については、事故2日後にいったん50万元(約700万円)が提示されましたが、遺族からの申し出や温家宝首相の指示もあって倍近くの91万元まで引き上げられました。現在は30人以上の犠牲者の家族が同意しているとされます。





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