2011年7月18日(月)「しんぶん赤旗」

ASEAN 核5カ国と直接交渉へ

非核地帯条約議定書調印で


 【ヌサドゥア(インドネシア・バリ島)=面川誠】東南アジア非核兵器地帯条約(SEANWFZ)執行委員会は17日、当地で会合を開き、核保有5カ国(米ロ中英仏)に付属議定書調印を求める直接交渉を8月上旬に開始することを確認しました。

 SEANWFZ加入国は東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国。議定書は、核保有国による条約加入国(大陸棚、排他的経済水域を含む)への核兵器使用、使用の威嚇を禁じています。

 ASEANは1995年の条約署名時から5カ国と議定書調印の協議を開始。中国は99年に調印の意向を表明しましたが、米ロ英仏は2001年の協議を最後に中断を通告しました。

 しかし、昨年の核不拡散条約(NPT)再検討会議後、4カ国の態度が変化。先月に入って4カ国は共同でASEANに対して、調印に向けた直接交渉の用意があると伝えてきました。





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