2011年7月12日(火)「しんぶん赤旗」

世界大会成功へ全力

原水協が担当常任理事会


 原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は11日、東京都内で担当常任理事会を開きました。8月の原水爆禁止2011年世界大会の特徴と意義について討論し、世界大会への代表派遣をはじめ大会成功にむけたとりくみに全力をあげようと確認しました。

 安井正和事務局長が報告しました。昨年を上回る規模でとりくまれている国民平和大行進、「核兵器全面禁止のアピール」国際署名への反響、原発依存からの転換の訴えなど、この間の活動の成果を世界大会の成功に結実させようと訴えました。

 各都道府県原水協や団体の代表が発言。原発事故をきっかけに放射能への関心が高まり、平和行進で、自治体や住民に変化があらわれていると口々に語りました。

 宮城県の代表は、東日本大震災での全国からの支援に感謝をのべ、被災地をつないだ平和行進を紹介。すべての自治体を訪問し、県内36自治体のうち31の首長、27の議長が国際署名に賛同したとのべ、「50人を目標に、世界大会に参加したい」と話しました。

 「平和行進のなかで過半数の自治体が署名した」(静岡県)、「尾張旭市は平和行進にあわせて『非核都市宣言』の看板を2枚かかげ、市長が出迎えた」(愛知県)などのとりくみがだされました。

 被爆者援護・連帯の課題では、高知県の代表から「政府は放射能の危険性を伏せ続けてきた。公表させることが必要だ」との発言がありました。





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