2011年7月4日(月)「しんぶん赤旗」
中国 物価上昇 貧困層に補助金
【北京=小寺松雄】中国政府の経済政策を統括する国家発展改革委員会はこのほど、中国の各行政区で貧困層に向け物価上昇に対応した補助金を支給している状況を公表しました。
支給しているのは31の直轄市・省・自治区のうち、北京、天津の両直轄市、吉林、江蘇、浙江など15省と寧夏回族自治区の計18行政区。あとの13行政区も今年中に設けられる予定です。
この制度は貧困家庭への生活援助とは別に、障害者、低所得者、失業者を対象にした「物価高による日常の生活費上昇」に対応した補助金です。
天津を例に取ると、消費者物価指数(CPI)が3〜5%上昇すると、1人月額20元(約250円)、5〜7%上昇すると30元を支給。多くの行政区はCPIが4%以上上がると支給されます。
中国の今年5月のCPIは前年同月に比べ5・5%上昇し、34カ月ぶりの高水準を記録。通年では政府目標の4%を超えるとみられています。
国家発展改革委は6月の物価上昇は5月を上回るとみており、各行政区の補助金制度を督励しています。

