2011年6月21日(火)「しんぶん赤旗」
国会会期
一定延長必要、時期示せ
書記局長・幹事長会談 市田氏が表明
与野党書記局長・幹事長会談が20日、国会内で開かれ、22日で会期末を迎える通常国会の延長問題について協議しました。
冒頭、民主党の岡田克也幹事長は「どういう考えで国会を延長するか提起するが、延長期日について言うつもりはない。各党の意見をきいて延長幅をあす提起する」と発言。その上で、「東日本大震災と原発事故に対応する2次補正予算案と、復興にむけた本格的な予算である3次補正も視野に入れてお願いしたい」と述べるとともに、「菅直人首相は、特例公債法案、2次補正予算案、再生可能エネルギー促進法案に強い関心と意思を示している」と説明しました。
日本共産党の市田忠義書記局長は、「政権与党がいつまでに延長するのか提起しないのは主体性がなく、無責任だ」と指摘。同時に、「被災者の生活と生業の再建に、国が責任を果たすための補正予算の確立、原子力事故被害の賠償、原発からの撤退などについてしっかり議論するために一定の幅の会期延長は必要だ」との考えを改めて表明しました。
これに対し岡田幹事長は、「3次補正予算案は、お盆開けから8月末の間に編成する予定であり、10月中旬まで4カ月程度の延長も考えている」と発言しました。
同書記局長・幹事長会談は21日に再度開かれます。
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