2011年6月21日(火)「しんぶん赤旗」
那覇「オスプレイ拒否」
全会一致で市議会決議
沖縄県那覇市議会は20日、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの米海兵隊普天間基地(宜野湾市)への配備方針の即時撤回を求める決議・意見書を全会一致で可決しました。
決議・意見書は、開発段階から墜落事故が多発するオスプレイの配備は「住民と県民を墜落の恐怖に陥れる」と批判。普天間基地周辺や演習場を抱える北部の訓練増、現在配備のCH46型ヘリより着陸時最大騒音レベルが上回ることなどをあげて、「爆音被害と自然環境への被害が増大するのは明らか」だとしています。
そのうえで、オスプレイの配備について、県内への新基地建設計画の撤回と普天間基地の一刻も早い危険性の除去・早期返還を強く求めている「県民の総意を踏みにじるもの」と抗議。オスプレイ配備方針の即時撤回を日米両政府に強く要求しています。
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