2011年6月17日(金)「しんぶん赤旗」

メディアが注目

共産党都議団の放射線量測定


 日本共産党東京都議団が専門家の協力を得て行った都内128カ所の放射線量測定(5月6日〜25日)をテレビや週刊誌が相次いで紹介し、反響が広がっています。 (東京都・岩間萌子)


 10日放送のテレビ朝日系「ワイド!スクランブル」では、都議団が精度の高い機器を使い、地上1メートルの地点で10回読み取った平均値を算出したことを取り上げ、専門家が「生活視点で信頼のおけるデータ」とコメントしました。16日放送のTBS系「みのもんたの朝ズバッ!」は、都議団調査の測定数値を書き込んだ地図をパネルにして報じました。

 『週刊朝日』17日号は、特集記事のなかで都議団の測定結果を地図つきで掲載。さらに24日号では「多くの読者から反響が寄せられた」として、都議団が行った全地点の放射線量測定結果のデータを2ページにわたって載せました。

 『アエラ』20日号は、放射線問題の特集企画のなかで、測定を行っている自治体が限られ、しかも測定の高さにばらつきがあるとし、「同一方法による、よりきめ細やかな測定値」を知るうえで「注目されているのが東京都内の詳細なデータ」として、都議団の調査を示しました。

 都議団のホームページには、5月26日〜31日の6日間で12万2766件とアクセスが殺到。6月に入ってからも、通常より4倍のアクセス数です。

 都議団には、「調査発表は、具体的で説得力のあるもので、共産党の底力を感じる」「地上1メートルでの測定や細分化した地域をカバーしていること、本当に意味がある調査だ」と評価する声や、「都の動きよりも速くてためになるのでありがたい」「ここまでやるという点では、右にでるものがいない。都議団の測定結果が(ネットで)拡散するよう努力する」など激励も寄せられています。

 都議団の測定に注目が集まるなか、5月27日の定例会見で石原慎太郎都知事は、地上1メートルの測定を述べざるを得ず、都は15日から100カ所での測定を開始。また測定機器を70台購入し、希望する区市町村への貸与を実施します。

 清水ひで子都議の話 都が100カ所測定に踏み出したことは第一歩だと思いますが、都民の不安は解消されていません。測定地を増やすこと、きめ細かに食品の測定を行うなど対応の拡充が必要です。





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