2011年6月16日(木)「しんぶん赤旗」

FA18機飛来ノー 決議

沖縄 嘉手納・北谷の両町議会


 沖縄県の嘉手納、北谷(ちゃたん)両町議会は15日、米軍嘉手納基地へのFA18戦闘攻撃機の大挙飛来に抗議する決議と意見書を全会一致で可決しました。

 同機は、28日までの23日間に22機が飛来する予定です。嘉手納町議会の抗議決議は「大挙飛来は昨年5、6、8月に続くもので嘉手納基地での恒常化をねらい、実質的な常駐配備」と指摘。訓練を開始した6日午後5時までの同町屋良地域での爆音が、昨年の1日平均111回を上回る137回を記録するなど被害が激化していることをあげ、飛来と訓練の即時中止、大量殺傷兵器「クラスター弾」の使用禁止・即時撤去、「騒音防止協定」の厳守などを求めています。

 決議案を提出した町議会基地対策特別委員会の田仲康栄委員長(日本共産党)は、「基地による住民被害が増大するなか、飛来する外来機(3年間で約750機)の半数以上を占め、爆音の最大の元凶FA18をあえて大挙飛来させることは嘉手納町民の切実な声を無視するもので絶対許せない」と語りました。





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