2011年6月15日(水)「しんぶん赤旗」

防災へ「共同」「知恵を」

党県委懇談 静岡大・県立大学長が語る


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(写真)伊東学長(右)と震災の復旧・復興や浜岡原発について懇談する山村委員長(左側手前)ら=13日、静岡大学

 日本共産党静岡県委員会は13日、東日本大震災と福島原発災害からの救援・復興にあたっての提言(第2次)と不破哲三さんの講義パンフ『「科学の目」で原発災害を考える』を、静岡大学の伊東幸宏学長と静岡県立大学の木苗直秀学長に届け、懇談しました。

 山村糸子・党県委員長は、提言で東海地震の想定震源域の真上に建つ浜岡原発(御前崎市)は永久停止・廃炉にするよう提案したことなどを説明し、「震災の国難を乗りこえるために国民が力をあわせるときと考えています。ぜひ、ご意見をお聞かせください」と呼びかけました。

 静岡大学の伊東学長は、塩害対策や被災者の心のケアなど被災地の復旧・復興への貢献や、津波の研究による防災対策で県内の今後の防災対策に貢献できるよう研究したものをまとめていると紹介し、「実現のため共同してやっていきたい。ご一緒に何かできることがあればお願いします」と語りました。

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(写真)木苗学長(左側手前)と懇談する、山村委員長(右側手前)ら=13日、静岡県立大学

 浜岡原発については、4月に県内大学ネットワークで中部電力に対して要望書を提出したとのべ、「とにかく情報の透明性を高めてほしい。事実に基づいた議論が必要だ」と強調しました。

 県立大学の木苗学長は、浜岡原発は停止しているが危険性があるという認識を示し、「みんなで知恵を出し合いエネルギー政策を考えるときが来たと思う」と語りました。

 これまでに党県委員会は、県内の経済団体、農漁業団体、医療・福祉団体など約50団体に提言やパンフを届け、申し入れをしています。





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