2011年6月14日(火)「しんぶん赤旗」

泊原発の不安除いて

紙・大門議員に近隣住民

北海道岩内町


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(写真)泊原発について住民と懇談する紙議員(正面中央)と大門議員(右端)=12日、北海道岩内町

 泊原子力発電所近くの北海道岩内町で12日、日本共産党国会議員団道事務所主催の住民懇談会が開かれ、紙智子、大門実紀史両参院議員が参加しました。岩内町と近隣町村の住民ら30人は、紙、大門両議員に「新しい安全基準を急いで作って」「プルサーマル計画は絶対にやめて」と訴えました。

 大門議員は「福島の原発事故から教訓にすべきは、地震対策とMOXの使用中止をすぐに実施することです。原発は未完成の技術であり、なくすことが大事」と強調しました。

 倶知安町の男性(80)は「10キロ圏内の4町村だけが北電と話し合う今の仕組みを変え、80キロ圏内の市町村にも情報を広げてほしい」と訴えました。地元の漁師(68)は「原発の影響で海水温度が上がり、魚が取れなくなった。大変ですが補償金をもらっているので声を出せない人が多い」と話しました。

 岩内町の大田勤町議は「最近、北電はこれまで否定していた原発周辺の活断層の存在を認めた。原発敷地内にも活断層が走っています」と報告しました。

 紙議員は「安全のためには、あらゆる対策が必要ですが、それでも安全にならないのが原発。地元では、原発にかわる産業をおこす政策が必要です。一緒に頑張りましょう」と呼びかけました。





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