2011年5月26日(木)「しんぶん赤旗」

電気通信2法案 塩川氏が反対


 24日の衆院総務委員会で、電波法改正案が全会一致、電気通信事業法及びNTT法改正案と電気通信基盤充実臨時措置法改正案が日本共産党をのぞく賛成多数で可決されました。

 これに先立つ反対討論で日本共産党の塩川鉄也議員は、NTT法改正案はNTTの業務拡大の手続きを認可制から事前届出制に規制緩和するものであり、「国民にとって必要性も利点も明確ではなく、届出制になれば、NTTの業務拡大に対するチェック機能の低下、審査過程の透明性の低下が懸念される」と述べました。

 光ファイバーなど高度通信施設の整備に対する固定資産税の軽減などを行う電気通信基盤充実臨時措置法改正案については、「利益のあがる地域で投資を行う特定の通信事業者を支援するものだ。NTTは過疎地域などの条件不利地域では積極的な投資は行われていない」と述べました。





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