2011年5月19日(木)「しんぶん赤旗」

漁港広域化に批判

佐々木議員 再建、漁民負担なしで

岩手


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(写真)10メートルの防潮堤の上で漁協幹部の説明を聞く佐々木議員(右から3番目)ら衆院予算委のメンバー=18日、岩手・田老地区

 衆議院予算委員会による18日の東日本大震災の被害調査では岩手県の調査団に、日本共産党の佐々木憲昭議員が参加しました。

 達増拓也知事との懇談で佐々木氏は、県が創設した被災店舗などに修繕費5割補助する制度を「画期的だ」とのべ、国への要望を聞きました。達増知事は、債務を抱えている事業者への対応、がれきの処理を広域で行うことを要望しました。

 高さ10メートルの防潮堤を乗り越え津波が襲った宮古市田老地区(旧田老町)で調査団の一行は山本正徳市長、漁協幹部らから防潮堤の上で説明を受けました。

 佐々木氏は、漁民がマイナスからではなくせめてゼロからの出発になるように漁船再建は漁民負担なしで行えるようにするべきだと述べました。また政府が検討していると報道されている漁港の広域化を漁民の生活を壊すものだと批判。漁協側からも「とんでもないことだ」と声が上がりました。

 約6000人が避難生活を続けている釜石市では佐々木重雄副市長と懇談しました。





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