2011年5月17日(火)「しんぶん赤旗」

在日米軍 トモダチ作戦の一方で派兵

三沢F16戦闘機部隊

イラクからの帰還判明


 昨年9月下旬にイラクに派遣されていた米軍三沢基地の第35戦闘航空団に所属するF16戦闘機部隊が先週、7カ月半ぶりに同基地に帰還したことが分かりました。本紙の問い合わせに対し、同航空団報道部が回答しました。

 派遣されていたのは、第13戦闘飛行中隊の約18機のF16とパイロットを含む約350人の支援要員。米軍のイラクでの軍事作戦(「新しい夜明け作戦」=OND)を支援するため、同国中部のバラド基地を拠点に、米陸軍部隊を空から援護する任務に就いていました。

 在日米軍部隊の海外派兵をめぐっては、先月末にも沖縄の第3海兵遠征軍に所属する第3戦闘兵たん大隊の約400人がアフガニスタンから帰還。同大隊は昨年10月から、アフガンでの軍事作戦(「不朽の自由作戦」=OIF)支援のため、同国中南部のヘルマンド州で地上戦闘部隊への後方支援を行っていました。

 在日米軍は東日本大震災の救援活動である「トモダチ作戦」の一方で、イラク・アフガン派兵も継続していたことになります。

 米国防総省の資料によると、ONDとOIFの支援で派遣されている在日米軍の規模は昨年末現在で、空軍1280人、海兵隊1350人など計3250人に上っていました。





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