2011年5月15日(日)「しんぶん赤旗」
米軍がフェンス新設
市民排除に怒り
沖縄・名護市辺野古
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米軍新基地建設が計画されている沖縄県名護市辺野古の海を分断していた従来の有刺鉄線に代わり、新しいフェンスが設置されました。新基地建設に反対してきた「ヘリ基地反対協議会」は、「軍事境界線の設置は許さない」と、全国から寄せられた連帯の垂れ幕をいっせいにフェンスに結びつけました。
米側は、県民の反対を押し切り、設置工事を年明けから強行してきました。
辺野古の浜を訪れていた女性(79)は、「(フェンスの向こう側も)わったー(私たち)の土地なのに、何で入れんのかねー。基地がいらないのは当然さー」と話していました。
同協議会の幹事を務める日本共産党の具志堅徹名護市議は、「『沖縄に新たな基地はいらない』との県民の思い、名護市民の思いを無視するもので、怒りを持って抗議しなければならない」と強く批判しています。
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