2011年4月21日(木)「しんぶん赤旗」
川内原発
総点検し、増設やめよ
九電に党宮崎県委申し入れ
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日本共産党宮崎県委員会は20日、九州電力宮崎支店に出向き、鹿児島県の川内原発の総点検と同3号機増設の計画中止を申し入れました。
申し入れには津島忠勝県委員長、前屋敷恵美県議、松本隆中部地区委員長が参加。九電側は大河内洋広報グループ長と中村英樹同副長が応対しました。
川内原発から宮崎市までの距離は約100キロ。津島氏らが原発増設の中止を求めると、九電側は、現時点で計画自体は変更されていないが、福島第1原発事故の状況をふまえ、鹿児島県の承認が厳しい中にあり、「事実上難しいのではないか」との考えを示しました。
原発誘致をめぐり串間市で行われることになっていた住民投票(10日、東日本大震災を受けて市長が見送りを表明)について九電側は関与を否定。計画も前回の住民投票で否決されて以来「白紙のまま」だと回答しました。
前屋敷県議は「住民の安心安全を確保したうえで、原発依存からの転換をはかってほしい」と重ねて求めました。