2011年4月12日(火)「しんぶん赤旗」
東アジア首脳会議の議題
政治・安保問題に焦点
ＡＳＥＡＮ外相会合
【バンコク＝面川誠】東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）は１１日、当地で東アジア首脳会議（ＥＡＳ）の議題を話し合う非公式外相会合を開きました。議長国インドネシアのマルティ外相は会合後の記者会見で、南シナ海問題などを例に挙げて、「次回のＥＡＳで政治・安保問題に焦点を当てるよう首脳に提言することで合意した」と述べました。
今回の会合は、１０月か１１月に開かれる第６回東アジア首脳会議（ＥＡＳ）から米国とロシアが正式参加することに備え、「米ロの参加が地域秩序の発展に与える影響など、ＡＳＥＡＮにとっての戦略的課題｣を論議しました｡
マルティ氏は、「外相会合はＥＡＳを政治・安保や地政学的な問題を扱う最適な場として発展させるという原則に合意した」と指摘しました。
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