2011年3月31日(木)「しんぶん赤旗」

「売り惜しみ」に措置要求

住宅資材 衆院国交委で穀田氏


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(写真)質問する穀田恵二国対委員長=30日、衆院国土交通委

 日本共産党の穀田恵二議員は30日の衆院国土交通委員会で、仮設住宅や公共住宅など被災者の「仮住まい」確保に全力をあげるよう求めるとともに、住宅関連資材の「売り惜しみ」をただすよう求めました。

 穀田氏は、「(資材を)注文しても納期未定、商品なしと小売店がいわれた」「大手は大量に持っているのに出してこない」という関西の業者の声を紹介。「住宅関連資材の需要を見込んで売り惜しみが起こっているのではないか。厳格に調査し、適切な供給をはかるべきだ」と述べました。

 大畠章宏国交相は、「売り惜しみなどの行為は許されるものではない。公正取引委員会の不公正取引に該当するのであれば、なんらかの措置をとる」と答えました。

 穀田氏は、「仮住まい」の確保では、「被災者に心をよせた対応を」と強調し、民間住宅の借り上げとともに、都市再生機構のUR賃貸住宅を速やかに提供すべきだと要求。被災地の仙台市内にあるUR住宅は空き室が約330戸あるのに、提供可能は「15戸」しか公表していないと批判。「“団地再生”などとして募集していない住宅が4万戸もあり、これも提供の対象とすべきだ」と要求。国交省の川本正一郎住宅局長は、「募集している1万8000戸のうち、現在確保しているすぐに入居可能な2600戸以外にも簡単な補修をすれば使えるものがある」と回答。大畠国交相も、「再度見直して努力していく」と述べました。





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