2011年3月28日(月)「しんぶん赤旗」

原発列島でいいのか

“安全神話”と決別し全国の原発総点検を


 東京電力福島第1原発で起きた最悪の事故。“安全神話”のもとで推進されてきた原発の危険性が現実になりました。日本列島には54基の原発があります(高速増殖炉「もんじゅ」など研究用原子炉を除く)。安全最優先の原子力行政への転換が求められています。


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拡大図

 日本共産党は、国際基準に合致し今回の震災の教訓を踏まえた新しい安全基準をつくり、全国の原発を総点検することを提案しています。政府が策定した14基以上の新増設計画の中止▽東海地震の想定震源域の真上に位置する浜岡原発の停止▽老朽化した原発の「延命」の中止▽もんじゅ再開やプルサーマル運転など、プルトニウム利用の核燃料サイクル中止―を求めています。

 安全を守る規制機関を、原発推進の経済産業省から切り離すことや、原発依存から自然エネルギー活用への転換が必要です。





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